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社会的養護から社会へ巣立った「 あなた 」へ
ちょっと休憩できるスペースを 大阪市内に。


 大阪市内には、児童養護施設、乳児院、情緒障害児短期治療施設、児童自立支援施設、母子生活支援施設、里親及びファミリーホームがあり、これら社会的養護の施設等において様々な事情により家庭で暮らすことのできない子どもたちが生活しています。

 社会的養護の施設等に在籍する子どもたちは、施設等を退所すると家庭に帰る場合と、そうでない場合(帰れる居場所がない時・自らの意志で帰らない時)には就職・進学し、職場等の寮に引っ越していきます。どちらの場合もこれまでは施設等で施設職員や仲間と大勢で生活していた子どもたちが、一人の社会人となり施設等を巣立つのです。退所した子どもの多くは、頼る大人もいない状況の中で、自分の力で多くの課題に向き合わなければなりません。
 社会で生き抜いていく中で社会的養護の施設等を巣立った子どもたちには"実家"というバックボーン機能が無いことがあります。節約・料理・恋愛のデータベースとして大人に相談したり、日常の疑問を気軽に聞いたり、何か問題が発生して相談に駆け込んだり、仕事の愚痴をぼそっと大人にこぼしたり、働くことがしんどくなり少し実家で休んだり、つまずいたときにYELLを送られたり。

 そんな居場所がないのです。

 上記の課題について、平成24年3月に発表された大阪市の調査「施設退所児支援のための実態調査 報告書」*1 により退所した子どもたちの生活実態が調査研究され、実際に子どもたちへの必要性が表面化しました。これを受け、このような課題を抱える子どもたちの相談の受け皿・居場所になれるようにと、大阪市児童福祉施設連盟が事業を受託し〔 大阪市施設退所者へのエール 居場所・自助活動支援事業「 Salon De Soiree - サロン・ド・ソワレ -」 〕が開設されました。

 サロン・ド・ソワレは、児童養護施設などの社会的養護のもとで育ったひとたちが、自由な時間に気軽にあつまり、うちとけあい、気持ちを軽くでき、生活上の相談もできる「親戚」のような居場所を目指し、また「実家」である社会的養護の施設等とともに施設退所者の支援について考えて行動していきます。

*1 大阪市の調査「施設退所児支援のための実態調査 報告書は以下リンクからご確認ください。
http://www.city.osaka.lg.jp/hodoshiryo/kodomo/0000160673.html


【 大阪市のコメント(随意契約理由書より) 】
http://www.city.osaka.lg.jp/kodomo/cmsfiles/contents/0000025/25902/24io1001-3.pdf

 本事業は、児童養護施設等を退所した当事者に対する自立支援として、当事者の居場所作りと自助グループの形成と活動を支援するものである。
 本事業については、実施にかかる全ての業務を一括で事業者に委託して実施するが、事業の目的を達成するため、本事業は児童福祉の諸制度・施策に精通していることはもとより、児童養護施設等の児童福祉施設の的確な実態把握と退所した当事者の実情を深く理解していることが不可欠である。
 そのため本市としては、実施事業者を広く公募することにより、事業の内容はもちろん、児童福祉・児童虐待対策への理解、類似事業の実績、経費の妥当性等を総合的に判断して事業者の選定を行ないたい。
 本事業の委託事業者の選定については、単に価格による競争入札によるものではなく、事業の目的を十分に理解すると共に、社会的養護に対する高い専門性が必要であることから、公募型企画提案方式により事業者を選定したところ、大阪市児童福祉施設連盟からの応募があった。契約の相手においては大阪市要保護児童対策関連事業選定会議において審査を行った。その結果、児童福祉施設を運営している法人が加盟する団体であり、施設退所者に対する深い理解があり、選定会議においても本事業を委託するにあたり十分に信頼をおける実績を有していること、社会的養護に対する知識が豊富であり、本事業を実施するにあたり十分な専門性を有している等、総合的にも優れた提案があったため、大阪市児童福祉施設連盟と契約を締結するものである。

Biography

2012.03
大阪市の調査「施設退所児支援のための実態調査 報告書」が公開される。
2012.04
大阪市が「平成24年度施設退所者へのエール 居場所・自助活動支援事業」にかかる事業者の公募を開始。
大阪市児童福祉施設連盟がこれを受託。
2012.10.01
準備期間を経て、この日「サロン・ド・ソワレ」を開所。